英語×FUNの日記

英語の勉強大好き。50代女性の悩み、関心を発信しています。

#16 差別や偏見を次世代に引き継がない

こんにちは、ノリコです。

 

2022年4月、牛丼の吉野家の取締役が大学での講義で地方・女性に対する差別発言をして炎上しましたね。個人的に女性蔑視発言は非常に不愉快に思いました。また、一社会人としてあり得ない発言だと思います。

 

さて、80代の両親と過ごす時間が長くなると、時たま、親たちから驚くべき差別的発言が飛び出すことがあります。太平洋戦争を幼少期に体験している世代です。

女性、障碍者、職業、民族、部落、国籍、人種、宗教を差別する用語や偏見は、今はだいぶ廃れてきたとはいえ、たくさんあります。用語があるということはそういう発言をみんなが普通にしていた時代が長くあったということです。

その時代に生きてきた人は、その価値観から強く長い影響を受けているので、ふとした機会にぽろっと出てしまいます。時代が変わって大っぴらに言わなくなってからも、それを見て聞いて育つ子供世代に少しずつ価値観は伝わります。

親が差別用語を言うとびっくりしてたしなめる50代の私でさえ、その用語を知っているし、そういう発言の背景を知っています。時々、頭の中で苦労して差別的思考を抑え込まないといけないことがあります。

 

この吉野家の取締役も、そうやって親世代から受け継いだ価値観を根底に持っているのでしょう。差別や偏見は誰でも持っていることを認めつつ、次の世代にこんなものを引き継がないよう、各人がよくよく注意していかないといけませんね。

 

 

大きな価値観の変化のことを「パラダイムシフト」と言います。

最近私が読んだ本によれば、

「社会を構成している基本的価値観」を「パラダイム」と呼び……そのパラダイムに変化があれば、当然、社会システムや政治、経済、家庭、生活様式といったあらゆる部分に大きな変化が起こります。そういう大きな、社会を変えるほどのパラダイムの変化のことを「パラダイムシフト」と呼びます。

ということだそうです。

 

blog.livedoor.jp

 

岡田斗司夫氏がここで言うパラダイムシフトは、はるかに大きな流れのことなのですが、私は自分の「価値観の変化」についてもこの言葉を使いたいな、と思いました。かっこいいから。言わせて。