#14 アーティストは心休まらない
こんにちは、ノリコです。
最近見たいくつかのテレビやYouTubeで、アーティストって因果な存在だなと思ったので、それについて考えたことを書きます。ここで言う「アーティスト」はメンタル的な意味でです。
1. ドラマ。登場人物は「詩人」。自分の人生を詩に書いて路上で細々と売っていました。つらい人生を歩んできた女性は、詩を書くのは苦しいし、作った詩集は売れないし、でも書かずにはいられないのです。それが自分が生きているあかしだから。
2. ドキュメンタリー。ボクシングの村田諒太さんの密着でした。世界レベルで何かを極めた方の思考は一般人と違うというか、ストイックに自分の弱さと向き合い続けていらっしゃった。試合の前に気持ちで逃げてしまった自分を克服しようとしているのです。
3. YouTubeで見た江頭2:50さんのスピーチ。夢を追いかけるならあきらめるな、と学生にげきを飛ばしています。うまくいかなくて当たり前、だってお前らが追いかけているのは夢なんだから。うわ、胸アツ。エガちゃんも私の中ではアーティスト認定ですね。下にリンクを貼っておきます。
私が思う生来のアーティストとは、「やらずにはいられない」「突き詰めずにはいられない」っていう因果さが特徴です。これは後付けでやろうと思ってできるものではないでしょう。
アートにゴールはなく、どんなにあがいても達成感はなく、まるでシーシュポスの神話のように苦行が続く人生を運命づけられているなんて。
私自身はアーティストの対極におり、
・ダメそうならあきらめて他の道を探したらいいんじゃなーい?
って合理的に考えるタイプ。本当に自分がアーティストじゃなくてよかった。人生つらすぎるもの!!!
アーティストは苦しむことを運命づけられて生まれてきた存在で、よって職業ではありません。学生でもサラリーマンでも漁師さんでも、その思考が何かを追求して苦しむタイプならアーティストと私は定義します。
逆に、画家や演奏家のような芸術家でも、締め切り内にある程度のクオリティのある作品を提供することが大事な場合であれば、職業芸術家、と区別できるかもしれません。
アーティストは心休まらない。
尊敬しつつも、身近にいられるとちょっとつらいかも~。